世界初挑戦の木村 1カ月休職で挑む

ゲバラ戦に備えボディーを強化する木村(左)
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 「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(28日、ゼビオアリーナ仙台)

 世界初挑戦を迎える同級3位の木村悠(帝拳)が19日、都内で練習を公開、スパーリングやミット打ちなど2時間半に渡り汗を流した。

 王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)は、14年に井上尚弥(大橋)の王座返上に伴う同級王座決定戦を元2階級制覇王者の八重樫東と行い、左ボディーで7回KO勝ちし王座獲得。その後2度の防衛に成功している。

 木村はゲバラ戦について「うまい選手なのでパワー勝負でなく、技術戦になると思う。いろいろな展開を想定している」とイメージする。ボディーについても「もらわないのが前提」としながら「受けてもいいように鍛えています」と腹筋強化にも励んでいる。

 商社に勤務しており、これまで試合前は3、4日前から有給休暇を取って備えてきた。「今回は世界戦なので、職場の理解もあり、11月いっぱい休職してボクシングに専念させてもらっています」と、24時間を世界王座獲得のために費やしている。木村は「風呂やマッサージで体のケアが十分できます。しっかり休んで疲労が取れるのでいい練習ができています」と言う。

 タッグを組む小山和博トレーナーも「昨日より今日、次の日とパフォーマンスが上がっている。この一戦のために準備したすべてを出し切って、勝利につなげてほしい」と、自信を持って送り出す。

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