王者ゲバラ、「日本でアイドルに」
「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(28日、ゼビオアリーナ仙台)
3度目の防衛戦となる王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)が24日、都内のジムで軽めの練習を公開した。
昨年12月、八重樫東を7回左ボディーでKOし、戴冠して以来の来日で「最高の仕上がりです。八重樫戦が偶然の産物でないことを証明したい。リカルド・ロペスのように日本でアイドルになれるような試合にしたい」と、母国の英雄の名を挙げて健闘を誓った。
最大の武器は左ボディーで、八重樫に続き、初防衛戦も左ボディーでKOした。ミット、サンドバッグを左で鋭く突き上げ「レバー(肝臓)に入る左ボディーはもちろんKOできる。好きなパンチだけど、それだけではない。たくさんの武器を用意している」と、笑顔で煙幕も張った。
挑戦者で同級3位の木村悠(帝拳)の小山和博トレーナーは「ボディーは狙ってでなく、自然に出てくる感じで、もらうとしんどい。ブロックやバックステップ、フェイントを使って、やりたいことをさせないようにしたい」と対策を口にした。