“実業家”亀田興毅氏が普及活動に
ボクシング・WBO世界女子アトム級タイトルマッチ10回戦(12月19日、スリランカ・コロンボ)
元世界3階級制覇王者で10月に現役引退を表明した亀田興毅氏(29)が27日、京都市内のフュチュールジムで会見し、“実業家”としての第一歩としてボクシングのアジア普及活動を行うことを明かした。
12月19日にWBO女子世界アトム級王者・池山直(46)=フュチュール=が3度目の防衛戦を日本ジム初のスリランカで行う。興毅氏は「誰もやったことがない初めてのこと。すごいこと」と同興行を組んだフュチュールジムの平山会長に共鳴。自らも同国に乗り込み、同興行のサポート役を務める。
「ボクシングがあって今がある。恩返ししたい気持ち。力になれるなら協力したい。向こうに行って生でどういう形でボクシングをやるのか見てみたい。アジアで広めるためにできることあれば何でもしたい気持ち」と、会見では話した。
10月17日に河野公平に敗れて以降、一切、ジムワークはしていない。亀田プロモーションの社長として様々な会合に参加し、テレビ出演などもする忙しい日々。「ボクシングしかやってない。初めてのことばかり。勉強です。頭の中は小学1年生です」と、実業家修行の様子だ。
「今は弱いただのおっちゃん」とおどけたが、トレードマークの丸刈りは変わらず、「カリスマ!これはずっとです」と久々の亀田節。格闘家転身に関しては「100%ない」と断言していた。