高山勝成、スパーゼロで本番へ
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦」(31日、エディオンアリーナ大阪)
IBF世界ミニマム級王者・高山勝成(32)=仲里=が24日、同級8位・ホセ・アルグメド(27)=メキシコ=と行う3度目の防衛戦へ向け、大阪市内で練習を公開した。スパーリング回数はゼロという、人生初の体験で本番に臨むことを明かした。
前戦でカットした左目の傷が深く、試合1週間前ながら、まだ腫れを残す。再発が不安視されるため、さらには変則スタイルのアルグメドと似たパートナーが国内に見当たらず異例の調整となった。
実戦感覚不足は気になるところだが、過去10ラウンド以下のスパーリングで試合に臨んだ経験もある。17歳からプロのリングに立っており不安はない。国内史上初の4団体制覇を果たしたキャリアでカバーする。
「自分のボクシングをするための練習をしてきたので大丈夫。世界で戦う時にはそういう場面はあった」と高山。2日前にジムで顔を合わせ、「体が大きい」と肩幅、身長ともに自身より上回る挑戦者を警戒。「パワーで来る。アウトボクシングで距離を取って、チャンスがあれば倒す」と攻略イメージはできあがっている。
今戦は来年、WBOミニマム級王者・田中恒成(20)=畑中=との王座統一戦などビッグマッチを見据えた「通過点」の位置づけ。だからこそ、ケビン山崎氏に師事し、計3度も東京で合宿して鍛え抜いた。スピード、パワーともにアップ。「スパーがなくても良い調整ができた」と肉体の進化に自信を見せた。
中出博啓トレーナーも好調さに太鼓判を押す。「1番はケガがあるけど、あの軌道のパンチを打つ選手は国内に見当たらない。しても一緒だし、せんでもどうにかなる。スパーリングの回数を自慢する時代じゃない。デメリットはない。スピード、技術で高山が断然上。100発打たれたら、1000発返す」と、完勝防衛を予告した。
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