フローレス 三浦戦で内山を研究
「ボクシング・WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(31日、東京大田区総合体育館)
スーパー王者・内山高志(ワタナベ)に挑む同級6位のオリバー・フローレス(ニカラグア)が27日、都内で、シャドーやミット打ちなど軽めの練習を公開した。
絞り込んだ肉体は臨戦態勢。「内山については、自分と同じ左の三浦隆司との試合を見て研究した。三浦は途中まで勝っていて最後に負けたが、私にチャンスはある。潜在能力と拳の力があるから」と勝利をイメージしている。
父親でトレーナーのロヘル・ベニート・フローレス氏は元ウエルター級のボクサー。後に2階級制覇王者となったリカルド・マヨルガ(ニカラグア)に勝ったこともある。ロヘル氏は「内山と比べればマヨルガの方が強い。マヨルガからダウンを取るのは大変だが、内山はダウンしたことが何度かある。息子もやってくれると思う」と期待を込めた。
ニカラグアからテレビ局が取材に来ているフローレスは「私は母国ではローマン・ゴンサレスに次ぐ、ナンバー2のボクサーなんだ」と自称。「トロンビータ」(小さな竜巻)が「ノックアウト・ダイナマイト」に通用するか-。