元ＷＢＣ世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太らを育て、協栄ジムから独立した新井史朗トレーナー（４２）が横浜市内に設立した「Ｋ＆Ｗボクシングジム」のオープニングセレモニーが１７日、同ジムで行われた。

　ＷＢＯ世界スーパーフライ級王者・井上尚弥、ＩＢＦ世界ライトフライ級王者・八重樫東（いずれも大橋）、前東洋太平洋スーパーバンタム級王者・和気慎吾（古口）ら現役選手や各ジム会長、関係者など約１００人が出席して新ジムの門出を祝福した。

　具志堅用高氏の現役時代から協栄ジムを支えてきた若林敏朗氏が代表としてジムをバックアップ。ゆったりとしたスペースにはリング、サンドバッグはもちろん、各種トレーニング機器も十数台並び、プールとサウナも併設されている。

　新井会長は「協栄ジムで２０年やらせていただいた。そういうタイミングでお話をいただきました。素晴らしい環境、設備です。世界チャンピオンを出せるのではないか、と思いました」と、佐藤洋太以来の世界王者育成を目指す。

　現在、プロ会員は５人で、２８日に後楽園ホールでＣ級の長谷川晃平（ライト級）がジムとして初陣を飾る。新井会長は「選手はどんどん増やしていきたい。アマや経験者だけでなく、小中学生も育てていきたい」と意気込んだ。

　「Ｋ＆Ｗボクシングジム」

　住所　〒２２６-００２５　横浜市緑区十日市場町８０４-２-２（ＪＲ横浜戦　十日市場駅南口徒歩１分）

　電話　０４５-５００-９１９９