FMW消滅危機…後楽園前哨戦で3連敗
「プロレス・FMW」(11日、アクトシティ浜松)
解散危機のFMWが崖っぷちに追い込まれた。26日の東京・後楽園ホール大会では「満員にならなかったら」、また大仁田厚率いるFMW軍がW★INGモンスター軍(以下、W★ING軍)に敗れたら団体解散が懸かっているが、大仁田は最後の前哨戦も敗れ3連敗で本番を迎えることになった。
この日は世界ストリートファイト6人王座を保持するW★ING軍の「大仁田は前座降格」との要求要求に従い、異例の第2試合で実施され、W★ING軍の雷神矢口、W★ING金村、橋本友彦の王者組に、大仁田、保坂秀樹、ダイスケのFMW軍が挑戦。だが、勢いに乗るW★ING軍が優勢に進め、FMW軍も必死に食い下がったが、最後は保坂を捕らえた矢口と橋本が、有刺鉄線ボード上にダブル・チョークスラムでたたきつけ、矢口が押さえ込んで3カウントを奪い、初防衛に成功した。
意気揚がる矢口は「これで俺たちの3連勝。FMWは何も文句言えないだろ!FMWは2・26後楽園で解散!後楽園では好きなようにさせてもらう。すべての決定権はオレたちにあるはずだから、こちらの要求を飲んでもらう」と意味深コメント。一方、惨敗を喫したFMW大将・大仁田は「新木場で俺がやられて、今日は保坂がやられた。負けたのは事実だし、アイツらの勢いは認めるしかない。だけどな、FMWは絶対に潰すわけにはいかないんじゃ。2・26後楽園では背水の陣で臨む」と悲壮な決意を口にした。
26日は大仁田、保坂、X組-矢口、NOSAWA論外、サブゥー組戦を予定。Xにはゼロワンの日高郁人が有力視されている。「FMW最後の日」が訪れてしまうのか?