井上尚弥、パワー強化中
WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(22)と、弟で東洋太平洋同級王者の拓真(20)=ともに大橋=が21日、神奈川県海老名市で行われた祝勝会に登場した。
5月にもWBOの指名挑戦者の同級1位のダビ・カルモナ(24)=メキシコ=と2度目の防衛戦が予定されている尚弥は、すでに上の階級とのスパーリングでパワー強化していると明かした。
「週に3、4回、バンタムやフェザーの日本ランカーらとスパーリングしているので、同階級では力負けしない自信がある。スピードが落ちないよう同階級ともやっています」と高いレベルで肉体強化を目指していた。
カルモナについては「メキシコ人らしい選手。左の使い方がうまいし、自分のパターンを持っていますね。相手にボクシングをさせないようにして、自分のボクシングをするだけ」と現時点での感想を口にした。
昨年暮れのパレナス(フィリピン)戦で髪型を変えたが、「ヘアスタイルに特にこだわりはない。嫁のリクエストでもありません」と笑った。「毎試合変えてみようかな、とも思う。パンチパーマとか。具志堅(用高)さんみたいにアフロにして、13回防衛を目指そうかな」と、ジョークも飛び出した。
2人は350人の出席者にさらなる飛躍を誓っていた。