高山が前日計量クリア 東洋太平洋
「ボクシング・東洋太平洋ウエルター級暫定王座決定12回戦」(23日、後楽園ホール)
前日計量が22日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、同級3位の高山樹延(角海老宝石)がリミットの66・6キロ、同級4位のジョエル・デラ・クルーズ(フィリピン)が2・1キロアンダーの64・5キロでクリアした。
6度防衛した日本同級王座を返上し、新たなステージに臨む高山は「失うものは何もない。これまでと違うところを見せたい。倒して勝ちたい」と、勝ち方にこだわる。
デラ・クルーズについては「ビデオで見る限り、それほど特徴はないけど独特のリズムはあるし、一発もあるし、油断できない」と警戒していた。
陣営は、同級王者のジャック・ブルバッカー(豪)に挑戦オファーを出していたが、応じなかったため、東洋太平洋では異例の「暫定王座」が設けられた。高山は「まず、暫定王者になって存在を示したい。今回はセットアップの位置づけ」と話した。