高校生ボクサー丸田、次戦は初のメーン

 デビュー戦で世界ランカーを破った怪物高校生ボクサー・丸田陽七太(18)=関大北陽高3年、森岡ジム=が22日、兵庫県川西市でプロ第2戦を3月20日、池田市立五月山体育館で行うことを発表した。クルンシン・ガオラーンレックジム(20)=タイ=を相手に54・5キロ契約6回戦で初のメーンを務める。

 昨年11月、IBF世界バンタム級10位のジェーソン・カノイ(フィリピン)からダウンを奪って、判定で完勝。WBC世界バンタム級19位、日本スーパーバンタム級11位にランクされた。

 20日には同校の卒業式を終え、社会人としてスタートを切る。丸田は同興行に、森岡和則会長と相談し「Art of Boxing」と命名した。

 「技術を芸術にするという言葉。テクニックを見てほしい。前回は判定でも何でもと思ったけど、今回はテクニックの中でしっかりKOを狙ってく。芸術的なボクシングをして3月20日はテクニックKOをお見せできる」と、意気込んだ。

 次戦をクリアし、第3戦はWBCのユース王座を狙い、着実にステップアップするプラン。今年ランクを上げ、来年には日本、東洋太平洋王座を奪取、そして再来年に世界挑戦が、描く青写真だ。

 「デビュー戦で自信は付いた。一回経験して、どんどん強くなる。デビュー戦より、今回はもっとビックリする仕上がりになる」と、進化を予告した。

 ジャニーズ系イケメンボクサー。デビュー前は女性100人から告白された過去を明かしたが、「半年に10人」のペースで“記録”も更新中。今は「120人くらいかな」と、胸を張った。

 14日のバレンタインデーにもらったチョコレートは「17個」。卒業式では女子生徒らが列をなしツーショット写真を撮るなど、“モテ男”ぶりも加速するばかり。

 同興行では関大北陽高ボクシング部でともに汗を流した同級生、岩井尚斗、長沢民生らもプロデビューする。「いつもオフも一緒に遊んでいる。人のことは考えられないけど、結果、みんな勝利できたらいい」と、ジムのエースとしての自覚もにじませた。

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