FMWが来年5・5まで存続で団結
「プロレス・超戦闘プロレスFMW」(12日、埼玉・宮代町コミュニティセンター進修館)
超戦闘プロレスFMWがハヤブサさん死去後初の大会を開催。大仁田厚は、来年5月5日に計画している川崎球場大会まで同団体を存続させることで選手全員の考えが一致したことを明かした。
大仁田はハヤブサさん死去後の5日に行った会見で、同団体が復帰を目指してリハビリを続けていたハヤブサさんのために設立されたものであると説明し、ハヤブサさんが急死したことで、団体の存続について選手全員で検討し、フロントの判断を仰ぐ考えを示していた。
試合前、大仁田は「ハヤブサのお母さんと話したんだけど、『息子は来年5月5日、川崎球場で復帰することを目指していました。それを願っていました』と言ってた。来年5・5といえば、一周忌が過ぎたあたりになるし…。FMW選手会としては、『ハヤブサ選手の目標は、オレたちの目標でもある。選手全員が一丸となって、前を向いて、来年5・5川崎までFMWを守っていこう』という結論に達しました。その思いを、オフィス側にぶつけたい。ハヤブサが亡くなったことで、団体が存続するのか、4・27後楽園で終わるのか。あとはオフィスで判断することになる」とコメントした。
この日の試合はFMW軍-W★INGモンスター軍(以下、W★ING軍)による「有刺鉄線ボード・ストリートファイト賞金タッグマッチ」が予定されていたが、W★ING軍・雷神矢口の要求をFMW軍が受諾し、大仁田、保坂秀樹、リッキー・フジ、HASEGAWA組-矢口、NOSAWA論外、橋本友彦、バッファロー組の8人タッグに変更となった。大仁田は有刺鉄線ボード上で脳天砕きを受けるなど窮地に陥ったが、論外を捕獲すると、サンダーファイアーパワーボム5連発で爆殺。その直後、大仁田は論外に何かを話しかけて握手を求め、論外もそれに応じた。だが、試合後、2人はノーコメント。握手の真意は明かされなかった。
そして、大仁田は脳腫瘍のため長期欠場に入ったRayをリングに招き入れ、「絶対にオマエが帰ってくるリングを守る!」と絶叫。Rayは「治療がどれくらいの期間かかるかわかりませんが、必ず脳腫瘍を克服して、FMWのリングに帰ってきます。それまで待っていてください」と復活を誓った。Rayは16日に都内の病院に入院し、放射線、抗がん剤治療に入る。