山中が練習再開 V11戦を交渉中

 4日にリボリオ・ソリス(ベネズエラ)を判定で下し、10度目の防衛を果たしたWBC世界バンタム級王者・山中慎介(33)=帝拳=が30日、都内で練習を再開した。バンテージは巻かず、シャドーやストレッチなどで約1時間半汗を流した。

 休みの間は地元の滋賀や、香川、沖縄などあいさつ回りし、ふなずしやうどん、沖縄そばなど各地の味覚を堪能した。「妻の実家がある沖縄は特にゆっくりできました。時間の流れ方が独特なので」と、リフレッシュしたという。

 ソリス戦については「動きはあまりよくなかったけど、いい経験ができた。一回り成長できた試合だと思う。行く先々で、3回の出来事(2度のダウン)を言われた。ポイント差以上にヒヤヒヤした試合だった。スリリングな試合にしたのは反省。トレーナーと話し合って、満足のいく練習をしたい」と振り返った。

 V11戦は「夏か秋に組んでもらえると思う。IBFのハスキンス(英)やWBAのパヤノ(ドミニカ)とやれれば。交渉に入ってくれていると聞いています」と、団体統一戦を見据えている。

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