尾川がKO初防衛も内容を反省

初防衛を果たし長男・豹(ひょう)君(左)と次男・亜陸(あり)君を抱き上げる尾川
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 「ボクシング・日本スーパーフェザー級タイトルマッチ」(2日、後楽園ホール)

 王者・尾川堅一(28)=帝拳=が挑戦者で同級1位の杉田聖(26)=奈良=を9回1分36秒KOで下し、初防衛に成功した。

 立ち上がりからジャブが切れたが、いつになく攻めが単調になった。杉田のジャブ、右カウンターも被弾し、7回には右目を腫らし、鼻血も流した。だが、最後はパンチ力の違いを見せつけ、ワンツーからの左フックで仕留めた。立ち上がりかけた杉田だったが、足元がふらつき陣営がタオル投入。「効いているのは分かっていた。倒したい一心だった」と振り返った。

 試合後は、公約通り長男の豹(ひょう、3歳)くん、亜陸(あり、1歳)くんを抱き上げた。「子供との約束を果たせてホッとしている」と笑顔を見せた。

 しかし、試合後は本田会長から厳しく内容を問われた。「会長の言う通りです。期待してもらっていると思う、こんな試合で顔を腫らしていたら上には行けない」と、しっかりと受け止めた。

 会長からは「ジャブの技術を磨け」と指示されていた。この試合に向け、何種類もジャブのバリエーションを磨いた。「当たったけど、相手のももらった。これではダメ。あと一歩どころか、十歩くらいですね」と苦笑いだ。

 昨年12月、内藤律樹(E&Jカシアス)から衝撃のダウンを奪い、5回負傷判定勝ちで王座獲得した。「やっと(世界への)スタートラインに立った」という尾川は、この経験を糧に成長を誓った。尾川は18勝(15KO)1敗、杉田は11勝(7KO)3敗1分。

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