最強王者ロマゴン大差判定でV4!
「ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(23日、イングルウッド)
ダブル世界戦が23日(日本時間24日)、米国ロサンゼルス郊外イングルウッドのザ・フォーラムで開催され、セミファイナルのWBC世界フライ級タイトルマッチでは王者のローマン・ゴンサレス(28)=ニカラグア=が3-0の大差判定で、同級10位のマクウイリアムス・アローヨ(30)=プエルトリコ=を下し、4度目の防衛に成功した。
“ロマゴン”の愛称で日本でもおなじみのゴンサレスは、アマチュア87戦全勝、プロではここまで44戦全勝(38KO)と驚異の戦績を誇り、ボクサーの強さの指標となる「パウンド・フォー・パウンド」(体重が同一と仮定した場合のランキング)で、フロイド・メイウェザー(米国)の引退以後、トップに君臨する。
2014年9月に東京で八重樫東(大橋)を9回TKOで倒して3階級目となる王座を獲得したゴンサレス。4度目の防衛戦となる今回は、北京五輪出場歴があり双子の弟・マクジョーが現在IBF世界スーパーフライ級王者というアローヨを迎えた。序盤、ガードをしっかり固める挑戦者に対し、ゴンサレスは左右フック、アッパーを上下散らして、じわじわと圧力を強める。3回以降、連打で打ちまくるが、防御技術のあるアローヨが最後まで抵抗し、最終回のゴングを聞くことになった。
スコアは119-109が2人、120-108が1人。連続KO勝利が「10」で止まったゴンサレスだが、プロアマ通じての連勝は「132」に伸ばした。リング上でフライ級では最後の試合なのか問われると「まだここで試合をすると思う」と答えた。近い将来、軽量級最強を目指すWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)、WBA世界フライ級王者・井岡一翔(井岡)ら日本選手との対戦も待たれる。
4回には右シューズのソールがはがれるというアクシデントにも見舞われながらも、一度もダウンすることなく意地は見せたアローヨは19戦16勝(14KO)3敗となった。
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