TAKA意味深発言「これで最後かも」
「プロレス・ノア」(30日、新潟市体育館)
王者の原田大輔、小峠篤司組にTAKAみちのく、エル・デスペラード組が挑戦するGHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合の調印式が28日、都内のノア事務所で行われた。
ノアマットを侵略する鈴木軍のTAKAとデスペラードは、なぜかいつもの挑発的な言動はなし。TAKAは「ここ数日、思うところがありまして、この2人とは何度も対戦して一度も勝つことができなかった。彼らの実力は認めざるを得ない。今回は鈴木軍らしさを封印し、ノアらしく、タイトルマッチらしく、心に残る試合をやってみようと思います」と、殊勝に意気込みを示した。
さらに、「彼らとの戦いもこれで最後になるかも知れない。個人的に本当に思うところがありまして、ある意味、けじめの試合、一つの区切りの試合になると思いますので、きっちり勝って次のステップに進みたい」と意味深な言葉も発した。
一方、王者組の小峠は「気持ち悪いよ、お前ら。こいつらが真面目に試合するわけないでしょ」と真に受けず、「オレらはノアらしい試合をケンオーハラ(拳王、大原はじめ組)とやっているんで、通過点。きっちり力を見せつけて勝ちます」と宣言。それでも、TAKAは「今までの試合を見れば、そう思われても仕方がない。タイトルマッチは握手から始めたいと思います」と、紳士的な態度を貫いた。
小峠は「おかしいだろ、突っ込めよ」と報道陣に要求するなど疑い続け、「何回もこいつらのウソという攻撃にやられてきたんで、そういうスタンスで来るなら、5分持たないと思います」と自信を示せば、原田も「反則、凶器を使わずに普通に戦えば、全然レベルが違うというところを新潟で見せつけます」と圧勝を誓った。