井上弟2回TKO勝ち 世界戦準備OK

2回、アフリザル・タンボレシにTKO勝ちし、タイトルを防衛した井上拓真(手前)=有明コロシアム(撮影・西岡正)
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 「ボクシング・東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチ」(8日、有明コロシアム)

 王者・井上拓真(20)=大橋=が2回1分46秒TKOで、同級5位のアフリザル・タンボレシ(30)=インドネシア=を沈めて2度目の防衛に成功した。

 初回は様子を見ていたが、2回に左フックで先制のダウンを奪うと、一気に仕掛けて右ストレートで倒した。

 「山場を作ることが課題だった。一気に連打できたことは良かった」とプロ7戦目にして2度目のKO勝ちに納得の表情も浮かべた。

 主要4団体のスーパーフライ級で世界ランク入り。世界初挑戦を意識する位置にいる。「世界戦が決まれば、戦う準備はできている。世界を獲って、インパクトのある試合をすれば兄との距離も縮まると思う」と、WBO世界同級王者の実兄・尚弥との兄弟王者を見据えた。

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