ボクシング 内藤律樹が再起戦飾る

再起戦を飾った内藤律樹
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 「ボクシング ライト級8回戦」(12日、後楽園ホール)

 昨年12月、尾川堅一(帝拳)に初回ダウンを奪われ、負傷判定負けで日本スーパーフェザー級王座から陥落した内藤律樹(24)=E&Jカシアス=が1階級上のライト級で、東洋太平洋ライト級3位のチャイヨン・シットサイトーン(35)をフルマークの判定で下し、再起戦を飾った。

 立ち上がりからスピードとテクニックで圧倒。鋭いジャブから左ストレートを上下に打ち込み、完全にペースを握った。

 尾川戦の反省から「パンチをもらわないことを考えた。ボクシングを始めた高校の時、オヤジ(カシアス内藤会長)から当てるのは当たり前、パンチをもらわない選手が上に上がる、と教わった。原点に戻ろうと思った」と課していた。

 最終ラウンドは猛ラッシュをかけ、チャイヨンの左目尻を切り裂いたが、倒し切れなかった。「慎重に行きすぎた。倒しにくい相手と想定していたけど、もっとボディーで削って、倒さなければいけなかった」と悔しがった。

 今後については「ライトでもスーパーフェザーでもチャンスのある方でやりたい」と話した。だが、「一番やりたいのは尾川選手。やってくれるのなら来月でも」とリベンジを誓っていた。

 WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)の王座陥落については「硬かったですね。内山さんとやりたくてプロに入った。僕的には粘って欲しかった」と残念そうに話した。

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