秋山準が大地に続きLEONAとも対戦

 「プロレス・全日本」(15日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 2世レスラーの壁になる。秋山準が渕正信、青柳優馬と組んで、父の藤波辰爾、ザ・グレートカブキと組んだLEONAと初対戦。青柳が藤波の飛龍裸絞めにギブアップしたものの、秋山は、エルボーに張り手も交えたLEONAの気迫あふれる攻撃を悠然と受け切り、場外乱闘で圧倒するなど、格の違いを見せつけた。

 試合後、秋山は「最近の2世はダメだね。自分のお父さんのすごい所を受け継いでいると思ってるのかも知れないけど。大地の方が全然いい。気持ちと技術が伴ってない」と、21日に一騎打ちすることが決まっている故橋本真也さんの長男を引き合いに出して、LEONAを酷評。そして、6月14日の小橋建太氏プロデュース興行でLEONA戦のオファーを受けていることを明かし、「小橋さんからLEONAをやさしくしてやってくれと言われている。オレは優しいから構わないけど、小橋さんが言うように、やさしくシングルマッチをやってやる」と、LEONAとの一騎打ちに臨む考えを示した。

 さらに、「今日、オレに一発ビンタしたことを忘れるなよ。オレにビンタしたらどうなるか分かっているだろうな。今日は返さなかったからね。さすがにオレもお父さんの前で息子に手を上げることはできないから」と不気味に報復を予告。青柳を指さしながら「オレはこいつらに言ってんだよ。上の人にビンタすんなって。ビンタするのは簡単だ。それでお客さんが喜ぶから。そんな簡単なことするなって。楽しみにしてるよ」と持論を展開した。

 一方のLEONAはインタビュールームで「デビューから2年と少したって、これだけ怒りが沸いて、試合には勝ったけど、プロレスには負けた。久々に踏みにじられて、上を通り過ぎられた気持ちです」と悔し涙。秋山の一騎打ち希望を伝えられると、「こうなったら、とことん、自分の気持ちと体と、すべて追い込んで、秋山さんと戦いたいです」と“雪辱”を誓った。

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