美女ボクサー黒木優子 初のKOでV4

4回目の防衛に成功しバンザイする黒木優子(中央)=後楽園ホール(撮影・園田高夫)
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 「WBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ10回戦」(6日、後楽園ホール)

 「ボクシング界のゆうこりん」こと黒木優子(YuKOフィットネス)が8回2分9秒、鮮やかなKO勝ちで4度目の防衛に成功した。8回、ニュートラルコーナーにノル・グロ(フィリピン)を詰めると左ストレートから左右の連打で圧倒、グロはたまらず尻から崩れ落ちた。防衛戦で初のKO勝利に涙ぐんだ。

 大きなハンディを背負っていた。黒木は「3日前に部屋でこけて、右の中指と親指を痛めて。折れているかもしれないけど、怖くて病院に行けなかった。左でなくて本当によかった」と明かした。

 さらに約2週間前に腰痛に見舞われ、練習も満足にできない状態だった。「今回、スパーリングも50ラウンドやっていないですね。これまでで一番少ない。ほぼ、マスボクシングでした」と振り返った。

 しかし、リングに上がればそんな不安はまったく見せなかった。「アドレナリンが出るので大丈夫」と気丈なところを見せ、グロを攻め通した。

 今回が本格的な東京進出の第一歩。高野人母美と同じ芸能プロダクションに所属し、タレントとしても活動の場を広げていくつもりだ。もちろん、主戦場はボクシング。今後の防衛路線について「(前WBA女子世界ミニマム級王者)宮尾綾香選手(大橋)の挑戦を待っています」と名指しした。美人ボクサー対決が実現するかどうか、注目だ。

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