王者益田が初防衛!壮絶な流血戦制す
「ボクシング・日本バンタム級タイトルマッチ」(9日、後楽園ホール)
王者・益田健太郎(33)=新日本木村=が、2-1の判定(96-95、96-95、95-96)で指名挑戦者で同級1位の川口裕(29)=グリーンツダ=を下し、初防衛に成功した。
壮絶な打ち合い、激しい流血戦に館内は大声援に包まれた。序盤からジャブが切れる益田が先手を取り、5回にはワンツーで川口裕の左目上を切り裂いた。しかし、川口も左ボディーからの右や左フックで応戦。5回終了時点での公開採点はジャッジ2者が益田を、1者は川口を支持した。
突き放したい益田だが、後半は大振りが目立ち始める。6回に左目上をカットされ、7回には偶然のバッティングで同じ左の別の箇所を切り、ともに激しくなる中、なんとか逃げ切った。
両選手は14年4月に大阪で日本同級王座決定戦を行い、益田が負傷判定勝ちを収めて以来の再戦。益田は「やっぱり川口君は強かった。むちゃくちゃ強かった。さすが、元東洋太平洋のチャンピオンです」とたたえた。
前日計量では「これを勝って日本王座は卒業と思っているので、いい卒業式にしたい」と気合十分に話していたが「撤回します。全然卒業できない。ごめんなさい」と頭を下げた。
一方、惜敗の川口は9回にも偶然のバッティングで右目をカットした。「途中、視界が悪くなって不用意にジャブをもらってしまった」と悔しそうに振り返った。
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