日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）のプロテストが１７日、東京・後楽園ホールで行われ、モデルや女優として活躍する大関沙織（２５）＝ＥＢＩＳＵ　Ｋ’Ｓ　ＢＯＸ＝が受験した。

　フライ級かスーパーフライ級でのデビューを目指す右のオーソドックス。スパーリングでは、ジャブを突き、ワンツーと基本に忠実なスタイルで、手数も多かった。

　昨年５月、ダイエットのためにボクササイズを始めたが、身体能力に注目した加山利治会長から「プロを目指したら」と言われ、その気になった。「去年の誕生日、８月２日にプロになろうと決めました」と一大決心した。週５日の練習を仕事と同時にこなす。以来１０カ月でプロテストを受けるまでに成長した。加山会長は「バレーボールをやっていたので、体育会系の根性、スタミナがある。それにしても１年足らずでとは…」という自慢の弟子だ。

　長野県千曲市出身で、長野商高時代は１７３センチの長身を生かし、バレーボールに熱中した。「ボクシングの練習がひたすら楽しくて、初めてバレーやったときを思い出すくらい。練習して、できることが増えていくのが楽しい」と目を輝かせた。

　かわいらしい顔に似合わず？大型二輪免許を持ち「ライダーズフレンド」として、ＨＯＮＤＡのイメージガールも務める。「バイク乗りのモデルボクサーが目標です」と言う。

　ＷＢＣ女子世界ミニフライ級王者・黒木優子（ＹｕＫＯフィットネス）、東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美（協栄）、同級１位・後藤あゆみ（ワタナベ）ら、美人系ボクサーにまた一人、新星誕生の予感だ。合否は１８日に発表される。