九州のタイソン、13連続KOへ
「ボクシング ノンタイトルウエルター級8回戦」(30日、後楽園ホール)
前日計量が29日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、東洋太平洋ウエルター級8位、日本同級7位の別府優樹(久留米櫛間)が66・6キロ、対戦相手のワチャナ・オークワン(タイ)は65・6キロでともに一回でクリアした。
「九州のタイソン」の異名を持つ別府は、2014年の全日本新人王でデビューして以来12戦全勝、全KOの記録を更新中。元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史氏の持つ15連続KO勝利更新を狙う。
「いずれ行うタイトルマッチを意識して、東京で試合を組んでもらっています。記録についてはいろいろな意見があるのは分かっていますが、自分は会長の決めた道を行くだけ」と迷いはない。
櫛間昭会長は「とにかく記録は達成させる。その後、最強後楽園に出場願いを出したい。来年はベルトを狙わせる」と青写真を披露した。
別府も「強い勝ち方でアピールしたい。(KOは)意識し過ぎると大変なので、力まずに当てられればと思う。冷静に行きたい」とKO記録更新を意識している。
「いろいろ鍛えられる筋肉を探すのが好き」という筋トレマニア。暇があれば筋トレを欠かさないという別府のKOシーンに注目だ。