宇佐美 糖質オフダイエットでキレキレ
J1G大阪の宇佐美貴史が話題の糖質オフダイエットに取り組んでいる。5日、宮崎県西都市内で行われた大宮との練習試合。キレのある動きで相手4、5人を引き付けながら突破したり、パスをワンタッチで自分の背後に浮かせ、張り付いていた相手選手をかわしたりと、高い身体能力と技術を発揮していた。
昨年、日本に復帰してからフィジカル強化に目覚めた。公式プロフィルで69キロだった体重は、今では76キロ前後にまで増えた。「フィジカルで怖いところはなかった」と手応えは十分。その中で特に注意しているのが、「体脂肪を減らすこと」だ。
「食べちゃうと、太りやすい体質なんで、炭水化物を減らしながら」と体内で糖質に変化するごはん、パン類は控えめにしている。サラダから先に食べ、油ものも制限。さらに、大好きなスイーツ類も極力、避けている。
目下の悩みは、食が細い選手向けにチームが用意している軽食が目に入ってしまうことで、「バームクーヘンとか、一番好きなやつなんで…。やめてほしい。チームへの唯一の不満です」と思わず愚痴も飛び出てきた。
妻の蘭さんも献身的に協力しているようだ。料理がうまいことは有名だが、蘭さんはブログに日々の献立を公開している。1月30日にアップされた分では、メーンのチキン南蛮を油で揚げるのではなく、少ない油量ですむ揚げ焼きで調理。タルタルソースにもヨーグルトを使う工夫をしていることが明かされている。
気になる体脂肪率について宇佐美は「そこは絶対に言えません。女子みたいですけど」とかたくなだったが、プレーを見れば肉体改造が順調なことは明らか。パワフルなタイプが少ない日本代表のアタッカー陣に割って入る可能性を感じさせた。