憲剛が落選…4年前の“借り”返せず

 代表落選について取材に応じる川崎フロンターレの中村憲剛
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 2010年の南アフリカW杯で日本代表メンバーに名を連ねたJ1川崎のMF中村憲剛は12日、落選となった。

 4年前は決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦に出場。「そこで悔しい思いをして、その借りはW杯でしか晴らせないと思っていたので残念ですが、ザックさんの判断なので」と気丈に語った。

 今年で34歳になるベテランだが「あの時に比べて成長している自信がある」と語るように、体力的な衰えがないだけでなく、視野の広さを生かしたパスの精度は切れ味を増している。それだけに「自分がたどってきた4年間に悔いはないです」。

 チームメートである大久保嘉人が代表に選ばれたことについては「それだけのプレーをしてきたし、個人的にも嘉人は入って当然と思っていたので、やってくれると思います。(メンバー入りが決まった時には)“まくったな”って声をかけました」と語った。

 ブラジルW杯へと挑む日本代表に向けては「彼らは自分たちのやるべきことは分かっているし、覚悟もある。頑張って欲しい」と思いを託していた。

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