「Ｊ２、東京Ｖ１‐１横浜ＦＣ」（２４日、味スタ）

　横浜ＦＣのＦＷ三浦知良と東京Ｖの三浦泰年監督による兄弟対決となったが、三浦知はベンチ入りしたものの出番がなかった。

　試合は東京Ｖが前半４２分に先制した。右サイドからのクロスが流れたところを、逆サイドで受けたＤＦ安在がサイドネットに突き刺した。ＦＷ杉本の突破を中心に東京Ｖが試合を支配する時間が続いた。

　横浜ＦＣは後半１８分にＭＦ安とＦＷ黒津を投入して反撃を試みる。ロングボールで前線に起点をつくり攻勢に転じた。そして、後半４２分にＭＦ松下裕がＣＫからのこぼれだまをかかとで押し込んで同点とした。

　土壇場で引き分けに持ち込んだ横浜ＦＣは連続負け無し試合を「１１」に伸ばしたが、昇格プレーオフ圏内の６位以内を目指す上で２０位の東京Ｖ相手に勝てなかったことは痛手だ。三浦は「出られないのは悔しいですね。うちは引き分けはいらない。（勝ち点の）３ポイントがないと。上位との間にいるチームが多いから差が広がってしまう」と危機感を募らせた。