“ダービー男”がチームを救う。Ｊ１・Ｃ大阪は２６日、次節神戸戦（３０日、ヤンマー）に向けて大阪市此花区で調整した。

　ＦＷディエゴ・フォルラン（３５）は、４月１２日のＧ大阪戦（ヤンマー）、同２６日の神戸戦（ノエスタ）でいずれも２得点を挙げるなど、リーグ戦全７得点中４得点をダービーで量産している。１０試合未勝利で降格圏１６位に沈む苦境を抜け出すためにも、本拠地で迎える阪神ダービーでのゴールが期待される。

　この日は午前、午後計４時間の２部練習が行われ、午後練習は非公開となった。ペッツァイオリ監督は「集中力を高めたい」と話しており、２８日の練習も完全非公開が既に決まっている。絶対に負けられない一戦へ緊張感は高まるばかりだ。

　「数カ月前とは状況が違う。勝ち点３が必要だ」と厳しい表情のフォルラン。青い瞳はダービー弾を見据えた。