南野5戦連発へC大阪12戦ぶり勝利へ
16位と低迷するJ1・C大阪は12日、次節柏戦(13日、ヤンマー)に向けて大阪市此花区で最終調整を行った。
10日の天皇杯4回戦・磐田戦(ヤンマー)で先制ゴールを挙げ、公式戦4試合連続ゴールと波に乗るU‐19日本代表FW南野拓実(19)が、降格の危機に瀕するチームを救う。
ブラジルW杯による中断前までは公式戦21試合2得点。リーグ戦に至っては無得点だったが、8月16日のJ1第20節・川崎戦でリーグ戦今季初ゴールを挙げると、公式戦7試合5得点と量産態勢に入った。「1点取れたら変わるとも思っていた。前の試合もイメージ通りにやれた」と、南野は自信を深めた。
マルコ・ペッツァイオリ監督(45)の解任を受けて、8日に就任した大熊裕司監督(45)には、C大阪U‐18時代に3年間指導を受けている。「個人的にはけっこうピリピリしていますが、懐かしいなと思う」と笑顔を見せた。
チームはリーグ戦11試合連続未勝利で、J2降格を味わった06年に記録したクラブワーストにあと1試合と迫っている。南野は「自分たちの悪い流れを断ち切るためにも、ホームだし勝たなければいけない」と気合を入れた。公式戦5戦連発で、5月3日の名古屋戦(豊田ス)以来となる約4カ月ぶりの勝利をもたらす。