元代表MF奥大介さんが事故で死亡

 元サッカー日本代表MFの奥大介さん(38)=宮古島市下地=の運転する軽自動車が17日未明、沖縄県宮古島市の県道202号線脇の電柱に衝突する交通事故を起こし、奥さんが死亡した。

 沖縄県警宮古島署によると、同日午前4時25分に他の通行人が道路脇の事故車を発見し通報。奥さんは骨盤骨折などを負い、救急車で市内の病院へ搬送されたが、すでに心配停止の状態で病院に到着後、死亡が確認された。

 奥さんの運転する車は宮古島南部の上野交差点から宮国交差点へ進行中に事故を起こした。現場は見通しがよく、雑木林などに囲まれた見通しのよい緩やかな左カーブで、奥さんの車は対向車線にはみ出して電柱と衝突。車は前部がエンジン部分まで大破。同乗者はいなかった。ブレーキ痕などの有無について、沖縄県警では17日夕方の時点で確認中だという。

 奥さんは兵庫県尼崎市出身。神戸弘陵高から1994年に当時J1の磐田に入団。97、99年のリーグ優勝に貢献し、98年10月には日本代表に初めて選出された。2002年にはJ1横浜Mに移籍し、03、04年にもリーグ優勝を果たした。07年には当時J1の横浜FCに移籍、同年のシーズン後に現役を引退。J1通算280試合62ゴール、代表では26試合2ゴールの記録を残した引退後は指導者として活動していた。

 奥さんは女優の佐伯日菜子(36)と2002年に結婚したが、自身の家庭内暴力がもとで13年7月に離婚。子ども2人の親権は佐伯が持っていた。

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