浦和 奇跡の逆転Vへ開始2分に先制

前半、先制ゴールをヘッドで押し込む浦和・槇野智章(左)=埼玉スタジアム(撮影・北野将市)
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 J1最終節が6日、各地で始まり、2位の浦和が開始2分にDF槙野のヘディングゴールで先制した。

 前半を終え、浦和は名古屋を1-0とリードし、G大阪は徳島と0-0、鹿島は鳥栖に0-1。このままの展開なら、自力優勝がなく絶対不利だった浦和の奇跡の逆転優勝となる。

 有言実行の働きだ。槙野は前日5日の練習後に「誰一人諦めてはいない。勝つしかないと思う。結果にこだわってやりたいと思います」と宣言していた。

 8年ぶり2度目の優勝に望みをかける2位の浦和は、ホーム埼玉スタジアムで名古屋戦。勝ち点62でG大阪と並んでいるが、得失点差はG大阪が28、浦和が21と7もの差がついており、G大阪が圧倒的に有利だ。浦和は名古屋に勝っても、G大阪が取りこぼさない限りは勝ち点で上回ることができない。

 首位G大阪はアウェーで最下位の徳島と対戦。勝てば9年ぶり2度目の優勝が、ほぼ確実となる。

 勝ち点60で優勝の可能性が残る3位の鹿島は、ホームに鳥栖を迎えた。5年ぶり8度目王者の座を狙う鹿島はとにかく鳥栖に勝つことが絶対条件で、その上でG大阪、浦和がともに敗れれば逆転優勝となるが、前半6分、鳥栖のMF高橋に先制ゴールを許した。

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