山形J1昇格 今季昇降格総まとめ

サポーターと共にJ1昇格を祝う山形イレブン(撮影・三好信也)
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 J2J3入れ替え戦でJ2・21位の讃岐が残留、J1昇格プレーオフでJ2・6位の山形がJ1昇格を決め、Jリーグの昇降格が各カテゴリーで決定した。J1、J2、J3ごとにまとめた。

 【J1からJ2に降格】

 18位 徳島

 17位 C大阪

 16位 大宮

 徳島は開幕から9連敗と苦戦した。今季は3勝どまりでホームでは勝ち星なしだったが、最終節では優勝したG大阪相手に引き分け意地を見せた。

 C大阪はチームが崩壊状態になった。鳴り物入りで獲得したウルグアイ代表FWフォルランが十分に機能せず、反対にチームもフォルランを生かし切れなかった。監督が2度交代するなど、一貫したチーム運営ができなかった。強化にも関わった岡野社長は今季限りで辞任。再建への道のりは険しい。

 “落ちない大宮”、“残留力の大宮”と言われた大宮は05年のJ1昇格後、10年間で初めてのJ2落ちとなった。今季から就任した大熊清監督が8月に解任。今季から就任した強化責任者の鈴木徳彦チーム統括本部長も続いて退任した。監督だけではなく、短期間で強化責任者もチームを去る異例の事態となった。シーズン終了まで指揮を執った渋谷洋樹監督について、鈴木茂社長は続投させる意向を示している。

 【J2からJ1に昇格】

 1位 湘南

 2位 松本

 6位 山形

 湘南は曺貴裁監督が指揮する走り回るサッカーで他クラブを圧倒。年間で勝ち点101を獲得した。

 松本は元日本代表の故・松田直樹さんの遺志を実現させた。松田さんと親交が深かった田中隼磨がチームを引っ張り、ロングスローとキックが魅力の岩上祐三ら一芸に秀でた選手が力を発揮した。

 山形は6位からプレーオフを勝ち抜いての下克上昇格。6月に加入したGK山岸は準決勝は決勝ヘッド、千葉との決勝戦はファインセーブで昇格に大きく貢献した。

 【J2からJ3に降格】

 22位 富山

 開幕から9試合勝ち星なしと出遅れた。11節から19節まで9連敗を喫するなど、結果を出せなかった。

 【J3からJ2に昇格】

 1位 金沢

 初代のJ3王者に輝いた。北陸新幹線が来年3月に開通することも追い風か。

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