サッカー元日本代表の中村憲剛（川崎）が１１日、自身のブログで退院を発表した。

　４日に受けた左足首の手術のため入院していた。「ご報告です。先日退院しました！手術も無事に終わり、次の日から少しずつリハビリも始まってとても順調な入院生活でした」とつづった。

　６日の今季最終戦、７日の川崎のチーム解散式、９日のＪリーグ・アウォーズと大きな節目をすべて病院で過ごすことになった。この苦い経験を「今までシーズンの最後を欠場したことが一回もなかったので、その全てを欠場、欠席して病室で見るのはすごい違和感を感じたし、とても悔しかったです」と振り返った。

　来季の開幕を良い状態で迎えるために、今回の手術に踏み切った。「みんなの前でプレーできることは当たり前のことじゃなく本当に幸せなことで、サッカー選手はプレーしてはじめて生き甲斐を感じる職業なんだなと改めて感じることができました。それを自分の中で再確認することができたことだけでも今回の離脱・入院は大きな価値があったと思います」としみじみ。来季へ向けて、「今回、改めて湧き出てきたサッカーへの情熱・欲をこれからの治療、リハビリへのモチベーションにして来季に爆発できるようにしっかり準備したいと思います」と意気込んだ。