三浦カズ「アギーレさん信じて」
J2横浜FCの三浦知良(47)が20日、グアムでの第一次自主キャンプを終えて帰国した。
到着した成田空港では、サッカー日本代表のアギーレ監督に向けられている八百長疑惑の話題も報道陣から飛んだ。「選手はサッカーに集中して、監督はオーストラリアのアジア杯までやるということなんで、そこまではみんなで乗り切るしかないね。アギーレさんを信じてね。(結論が)はっきりしたら、協会が対処するでしょうし。僕らは見守るしかない」と、冷静に対処することを望んだ。
29年に及ぶプロ生活を過ごしてきた三浦にとっても、自分の監督に八百長疑惑が降りかかるというケースは「経験がない」という珍しい事態。日本代表には香川や長谷部ら親交のある選手も多いが、最近は自分のトレーニングに集中するため連絡をとっていないという。それでも、「いろんな状況の中でやっている選手が多いし、何をやらなきゃいけないか分かっているから大丈夫でしょう」と心配はしていなかった。
中心となるべき選手については、「ずっとザックジャパンからやってる選手がほとんどですから。そういう選手が前回のアジアカップも経験していますし。優勝してほしいですね。アジアでは絶対に。そういう力があると思うので」。代表歴の長い選手が中心になり、暗いムードを晴らすことを願った。
また、英紙「ガーディアン」が世界最年長のプロサッカー選手として三浦を取り上げたことには「いいんじゃないですか。それはそれは」とにっこり。横浜FCから契約延長のオファーを受けているが、「それしかほとんど考えていない」と、残留が基本線であることを明かした。
10日からこの日まで滞在したグアムでは、1日に3回練習する3部練習を7日間行い「いい練習ができました」。年明けにも再びグアムで自主キャンプを行う。