長谷部「本当に充実」今季の課題とは
サッカー日本代表のMF長谷部誠(E・フランクフルト)が22日、今季前半戦を振り返った。
ニュルンベルクから移籍した今季はリーグ前半戦17試合すべてで先発出場を果たした。「僕自身のパフォーマンスもこれまでのキャリアの中で一番良く本当に充実しています」と手応えをつかんでいる様子だが、一つ気になることがあるという。
それは、「試合に全く絡めなかった次期やチームが勝てなく苦しい時間を過ごした時の方が様々な意味で人間的に成長出来ていたなと思う事がある」という点だった。
サッカー選手は、けがや戦術的な理由から起用がされない時期が続くと、精神的にもコンディション的にも調子を維持することが難しくなる。長谷部自身も、ヴォルフスブルク時代にマガト監督から“干されてしまう”状況を経験している。
山あり谷ありの経験を踏まえて、「今の自分の課題は、このように充実した良い時間の中でもより良くする為にいかに頭を使い、この充実した感覚に浸らず自分を律する事と思っています」と宣言した。
日本代表のチームメートから「まじめか!」と突っ込まれることが多い長谷部ならではの、真摯(しんし)な決意表明だった。