柳沢コーチ常勝魂注入誓う「勝ち切る」

 J1鹿島で今季からトップチームのコーチに就任する柳沢敦氏と、クラブリレーションズオフィサーという役職でクラブスタッフ入りする中田浩二氏が14日、茨城・カシマスタジアムで就任会見に臨んだ。

 柳沢コーチは「約8年ぶりに戻ることができて、うれしい気持ちとコーチを務めることへの大きな責任を感じています。プロとしての第一歩を踏み出した古巣に戻ってセカンドキャリアをスタートさせられることを本当にうれしく思います」と喜びを語った。

 クラブに伝えたいこととしては、「勝ち切ること」を挙げた。クラブの強化責任者である鈴木満常務取締役強化部長からコーチ就任打診を受けた際も、目標として話題に出たという。実際、昨季は最終節まで優勝の可能性を残しながら3位に終わり、3連覇を達成したころのような勝負強さは発揮できなかった。

 柳沢コーチは「(自分が)在籍していた時も勝つことが条件でありましたし、このクラブは常に優勝を目標にしないといけないクラブと植え付けられていました。惜しいところで(タイトルを)逃したというのは、何か一つの原因があったと思いますので、勝ち切ることを(鈴木常務が)目標にされたんだと思います」と述べた。そして、「何が大事なのか、というのを試合では伝えられなくても、練習で伝えることで、ちょっとの差が出てくると僕自身は経験からそう思う。小さなことからやっていくことを伝えていきたい」と誓った。

 現役時代はJ1で371試合108得点。日本代表として58試合17得点を挙げ、日本を代表するストライカーとして活躍した。「まだ(トニーニョ・セレーゾ)監督とは詳しい話はしていない」とした上で、「FW目線で何かを伝えていければと思ってますし、落とし込めればと思っています」とチーム得点力のさらなる向上を誓った。

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