Ｊ２岡山は１４日、岡山市内で新体制発表を行い、ともに元日本代表のＤＦ加地亮（３５）、ＤＦ岩政大樹（３２）ら新加入９選手が新天地での意気込みを語った。

　昨季は終盤の失速で８位に終わり、惜しくもＪ１昇格プレーオフ進出を逃した岡山。今季はコーチから昇格した長沢徹新監督（４６）の下、Ｗ杯出場経験がある２人を加えて悲願達成を目指す。

　会見で加地は「地域密着型のいいチーム。年齢は関係ないことを証明したい。ここで自分も成長したい」と決意表明した。昨季はＧ大阪から米国ＭＬＳ（メジャーリーグ・サッカー）のチーバスＵＳＡに移籍し、サイドバックとして１５試合に出場した。しかし、昨年１０月に同クラブが経営不振により解散。Ｊ復帰を決断し、新天地に岡山を選んだ。

　岩政は昨季、鹿島からタイ・プレミアリーグのＢＥＣテロ・サーサナに入団。守備の柱として３７試合に出場し「鹿島や代表では経験ができないことがたくさんあった。プレーの選択肢が増えた」と振り返る。岡山からは２年連続でオファーを受けていたことを明かし、「Ｊ１を目指すチームで、自分ができる仕事はたくさんあると思う。結果を出したい」と意気込みを語った。