吉田麻也「怠け者」和訳に反論
サッカー日本代表DF吉田麻也(イングランド・サウサンプトン)がツイッターで、英紙「インディペンデント」に掲載されたインタビューの発言を、日本人選手が英語を話せないことを「怠け者」と和訳されたことに反論している。
インタビューは3月13日付けで、「Maya Yoshida interview」と銘打って掲載されている。電子版にもアップされている。
イングランドで活躍できる理由として、英語の上達があると紹介され、吉田はプレミアリーグに移籍した直後は「英語力は完璧ではなかった」と振り返った。その文脈で、「英語を話せない人の問題は、日本の教育の問題」、「読み書きの英語は試験のための英語で、会話のためじゃない」、「英語を話せなかったら、機会もなくなります」と指摘。その後に「It's shame. Some Japanese players are lazy」と発言した。
この「lazy」が「怠け者」と和訳された。確かにlazyは「怠惰な」、「のろまな」という悪い意味で用いられるが、「Some」をつけていることや、英語教育の問題点を指摘していることから「こうした事態は恥ずかしいこと。日本人選手の“中には”勉強を怠けてしまう“人もいます”」というニュアンスでも読み取れる。
ただ、吉田自身もツイッターで「吉田のつたない英語力のせいでもあるけど」と反省している通り、他の表現方法もあったかもしれない。
インタビュー記事は、守備陣の統率のため英語が必要であることや、自分の成功が他の日本人選手の道筋になると考えていることなどを伝えている。