【ニューヨーク共同】国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は1日、バルク事務局長(フランス)が2008年、ワールドカップ(W杯)招致成功の謝礼として南アフリカ側から当時のワーナー副会長(トリニダード・トバゴ)側に渡った賄賂1千万ドル(約12億円)の送金をしていたとみられると報じた。複数の捜査当局者の話としている。
バルク氏はブラッター会長(スイス)の側近。報道が事実なら、会長の責任問題に発展するのは確実だ。
同紙の質問にバルク氏は「支払いを許可しておらず、権限もない」と回答した。