フォルラン帰国、「アリガトウ」
21日の徳島戦後に退団セレモニーを行ったJ2C大阪の元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(36)が22日午前、日本を出国した。
「日本を旅立つのは、寂しい」と会見早々に正直な思いを吐露したフォルラン。1年でのJ1復帰を目指しているが現在7位と苦しむC大阪には「連勝していかなくては。ボールを簡単に奪われてはならない」と課題を挙げ、関西国際空港に集結した約100人のサポーターには「今まで味わったことのない応援をしてくれた。友達になれた」と感謝の言葉を述べた。
MF山口蛍(24)、MF長谷川アーリアジャスール(26)も見送りに足を運んだ。21日にユニホーム交換した山口には、「蛍のユニホームが欲しかった。ヨーロッパでも問題なく(プレーを)できる」と期待を寄せた。母国ウルグアイの名門・ペニャロールと交渉中で、契約については「今後詰めていく」と話した。
「アリガトウ」。サポーター、報道陣、そして山口と長谷川に日本語でそう告げると、搭乗ゲートへ。21日には「監督として日本に帰ってきたい」と話していたフォルラン。いつの日かの再会を願って-。笑顔で旅立った。