FC東京米本先制弾 ハリル御前で奮起
「J1、FC東京2-1G大阪」(16日、味スタ)
年間順位3位のFC東京がホームでG大阪を下し、3連勝で第2ステージ4位に浮上した。視察に訪れた日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(63)の眼前で、東アジア杯で出場機会がなかったMF米本拓司(24)が存在感を放った。
前半15分、FWネイサン・バーンズ(27)の右クロスをゴール前に飛び込み右足を合わせた。リーグ戦では昨年8月16日の鳥栖戦(ベアスタ)以来ちょうど1年ぶりとなるゴールは貴重な先制点をなった。
FW前田遼一(33)が治療のため一時的にピッチを離れていたため、FC東京の選手は10人だった。米本は「中に人がいなかったので思い切って飛び込んだ。入ってよかった」と喜びをかみ締めた。
1-1の後半13分には、カウンターから追いすがるG大阪FW宇佐美貴史(23)を振り切り約50メートルをドリブルで独走、ネイサン・バーンズの決勝点の起点となった。
東アジア杯日本代表に選出されたものの、3試合で出場機会はなかった。対戦相手のG大阪には東アジア杯日本代表が6人おり、「負けたくない気持ちはあった。1分も出られず悔しかった。もっとうまくなってやると思っていた」と、屈辱を糧にさらなる成長を誓った。