ハリル監督、川島外すも信頼揺るがず
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が27日、都内のJFAハウスで行われた日本代表のメンバー発表会見で、所属先が決まらないGK川島永嗣(32)を案じた。
ベルギーのスタンダール・リエージュを退団したが、新天地は見つからないまま現在に至っている。このことが理由となり9月のW杯ロシア大会アジア2次予選2試合のメンバーから外したが、「彼がしっかりプレーできて、なおかつ良いクラブを見つけられるよう期待します」と述べた。
川島は08年2月17日の東アジア選手権の北朝鮮戦でA代表デビューを果たした。正GKの座を確固たるものにしたのは2010年のW杯南アフリカ大会直前で、それ以後は約5年、定位置を守り続けてきた。
今回、メンバーから外した理由を指揮官は「残念ながら自分のクラブを探せていない。そして、長い期間、(試合に)出られていません」と説明した。スタンダール退団に際して、自身の国籍があるフランスのクラブを紹介したというが、「そういったこともやっていたんですが、ポジティブなレスポンスがありませんでした」と不調に終わったことを明かした。
だが、川島への信頼はまったく揺らいでいない。「ここ4、5年日本代表の先発メンバーでありながら海外でクラブを見つけられないのは少し驚きを感じています」、「川島はしっかりとしたクオリティーを持っているので、どこかクラブを見つけられると思う」と楽観的な見通しを示した。