クラマー氏が死去 「日本サッカーの父」90歳

 ともに日本サッカー殿堂入りし、喜びを分かち合うデットマール・クラマー氏(左)と釜本邦茂氏=2005年5月、東京都文京区
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 【ベルリン共同】1960年代にサッカーの日本代表を指導し「日本サッカーの父」と称されるドイツ人のデットマール・クラマー氏が17日、死去した。90歳。同国サッカー連盟が18日に発表した。死因は明らかにされていないが、日本の関係者によるとがんを患っていたという。

 60年に来日し、64年東京五輪に向けた日本のコーチに就任。合宿中に選手と寝食をともにするなど情熱的な指導で同五輪での8強入りに導き、4年後のメキシコ五輪で銅メダル獲得の礎を築いた。

 母国では強豪のバイエルン・ミュンヘンの監督も務め、欧州チャンピオンズカップ(現欧州チャンピオンズリーグ)優勝に導いた。

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