日本サッカー界の父 クラマー氏死去

東京五輪サッカーでアルゼンチンを下し、グラウンドで抱き合って喜ぶ日本選手。右から2人目がクラマー氏=1964年10月、駒沢球技場
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 「日本サッカー界の父」と呼ばれたドイツ人指導者のデットマール・クラマー氏が17日に亡くなった。90歳だった。

 クラマー氏は1960年に来日し、コーチとして64年の東京五輪を控えた日本代表を指導した。68年のメキシコ五輪でもアドバイザー的な立場で日本代表をフォローし、銅メダルに貢献した。

 人格面も含めた情熱的な指導で知られた。サッカーの面ではひもでボールをつるした器具でヘディングを基礎からたたき込んだり、足の内側のくるぶしでボールを蹴るインサイドキックを徹底して教えたりして、技術の底上げをはかった。

 日本リーグの必要性も訴え、クラマー氏の提言から日本サッカーリーグが発足した。

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