ハリル日本、前半終了間際に痛恨の失点
「サッカー・国際親善試合、イラン-日本」(13日、テヘラン)
国際サッカー連盟(FIFA)ランキング55位の日本代表が同アジア最上位39位のイランとアウェーで戦い、前半のアディショナルタイムにPKから失点し、0-1で折り返した。
何度もピンチをしのぎ、0-0で前半を終わるかに見えた終盤に、さらに大きなピンチが待っていた。
前半46分、ペナルティーエリア内左側でボールを持ったDFトラビをDF吉田(サウサンプトン)が後ろから倒してしまい、PKを献上。同47分、MFデヤガのPKをGK西川(浦和)が左に飛んで1度はクリアしたが、こぼれ球をDFトラビに右隅へ蹴り込まれ先制を許した。
8日のW杯アジア2次予選・シリア戦先発メンバーからは5人が入れ替わり、FW本田(ACミラン)、MF香川(ドルトムント)らとともに、FW宇佐美(G大阪)、武藤(マインツ)、MF柴崎(鹿島)の23歳トリオが先発。前半8分には宇佐美と武藤がパス交換でペナルティーエリアに攻め込む場面もあったが、シュートまではいかなかった。
イランの速い攻めに日本はなかなか前を向いての攻撃ができず、27分にMF長谷部が放った35メートルのロングシュートが唯一のシュートとなった。
逆に前半終盤にはピンチが続いたものの何とかしのいでいたが、、アディショナルタイムに決壊した。
過去の対戦成績は日本の5勝4分け6敗。両チームともW杯アジア2次予選では4試合を終え、日本はE組、イランはD組で首位に立っている。
日本は11月12日にンガポール戦(シンガポール)、同17日にカンボジア戦(プノンペン)のW杯アジア2予選2試合を戦う。