長年、日本代表の正ＧＫを務め、昨季限りでスタンダール・リエージュ（ベルギー）を退団し無所属になっていた川島永嗣（３２）が、スコットランド・プレミアリーグのダンディー・ユナイテッドと契約する見込みだと、英メディアのＢＢＣが２日、報じた。

　ＢＢＣのウェブサイトは「ダンディー・ユナイテッドが日本人ＧＫエイジ・カワシマと契約へ」との見出しで報じている。同クラブがすでに、契約に必要な労働許可証を申請しているとも伝えているが、今週末のアバディーン戦には間に合わない見込みとしている。

　ダンディー・ユナイテッドは今季１３試合で２勝２分け９敗、勝ち点８の最下位（１２クラブ中）と低迷している。ダンディーはスコットランド東部の都市で、ダンディーＦＣという別のクラブもある。ＢＢＣによると、昨季まで正ＧＫだったラドフラフ・チエズニャクが退団し、経験のある選手を探していたという。

　川島は出場機会を求めて、今夏、約３年間プレーしたスタンダール・リエージュを退団し、所属クラブがない状況が続いていた。日本代表のハリルホジッチ監督も無所属の状況を憂慮。９月のＷ杯ロシア大会アジア２次予選以降、川島を代表メンバーから外していた。

　川島は公式ブログで、岡崎慎司が所属するイングランド・プレミアリーグのレスターで練習していると明かしていた。先週末にダンディー・ユナイテッドのホームでのロス・カウンティ戦を観戦している様子の目撃情報もネット上で伝えられている。