カズ49歳 来季目標は「10点」
J2横浜FCとの契約を更新したことを発表したFW三浦知良(48)が12日、横浜市内の練習場で取材に応じた。現時点でもJリーグ最年長選手だが、来年2月26日には49歳になる。前人未到の挑戦を続けるキングは「逆に気力は増している」、「できるだけ、情熱、気力が続く限りやりたい」と意欲を燃やした。
来季はプロとしては31年目のシーズンになる。今季を「今年も10点ぐらいは入れたいと思ってスタートしたけど、言い訳になってしまうけどけがで出場時間が短くなった」と反省。来季も「10点ぐらいの目標を持ってやりたい。ある程度、長い時間に出ないと得点は少なくなる。1点でも多く。大きく目標を持っていきたい」と語った。年齢については「面倒くさいので、もう50でいいですよ」と茶目っ気たっぷりに笑った。
11月11日午前11時11分と、自分の背番号「11」にちなんでの契約更新発表となったことには、「背番号11ですし、こだわりも持っているので、クラブの方も広報さんが気をつかってくれたんだと思います」と感謝。「僕から頼んではいないです」とした。
今季は16試合に出場し、3得点をマーク。6月28日の水戸戦では48歳4カ月2日の最年長得点記録を更新した。しかし、10月18日の京都戦で右臀部(でんぶ)付近を痛め、現在はリハビリ中。この日は、室内トレーニングの後、外でランニングやストレッチなどを行ったが、今季中の復帰は「厳しいと思う。最後まで諦めずに調整したいなとは思っています」と語った。