広島 枠内シュート2本で2点 千葉弾
「クラブW杯・準々決勝 広島-マゼンベ」(13日、大阪長居スタジアム)
開催国枠により出場しているJリーグ王者の広島が2-0にリードを広げた。1-0で迎えた後半11分、MF茶島の右CKにDF千葉和彦が頭で合わせ、ゴール左隅にたたき込んだ。広島はセットプレー2本で2得点。枠内シュートも千葉の得点まで塩谷司が奪った先制点と合わせて2本だけと、効率良く得点している。
試合序盤はアフリカ王者・マゼンベ(コンゴ)のペースで進んだ。11分にはゴール正面でシュートを放たれたが、DF塩谷がスライディングでブロック。14分にはムブワナ・サマタにエリア内深くを破られたが、DF千葉がスライディングで止めた。相手もなぎ倒すような形になり、PKを取られかねない危ないシーンだった。
広島サポーターが沸いたのは同19分、DF佐々木が相手をはじき飛ばしながら持ち上がり、前線の佐藤へスルーパス。佐藤は利き足ではない右足でシュートを放ったが、ボールは枠の上へ外れてしまった。
全体的にマゼンベペースで進んでいたが、広島が前半44分に得点機をものにした。右CKからの低いボールに佐々木が飛び込み頭でコースを変えると、中央で塩谷が足で押し込んで、ゴールネットを揺らした。塩谷は今大会2得点目。