広島3-0快勝!初のCWC4強入り

TPマゼンベをやぶりポーズを決める浅野拓磨29と水本裕貴4=大阪長居スタジアム(撮影・持木克友)
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 「クラブW杯・準々決勝 広島3-0マゼンベ」(13日、大阪長居スタジアム)

 開催国枠により出場したJリーグ王者の広島はアフリカ王者のマゼンベ(コンゴ)に3-0で勝利し、初の準決勝進出を果たした。3年前に開催国枠で出場した12年の5位を上回ることが決まった。16日に南米王者のリバープレート(アルゼンチン)と大阪長居スタジアムで対戦する。

 試合序盤はマゼンベに押し込まれていた広島だったが、少ない得点機をものにした。先制は前半44分。MF茶島の右CKにDF佐々木が頭で飛び込み、コースが変わったところをDF塩谷が足で押し込んだ。

 後半、マゼンベはハーフタイムでウリムウェングを投入しなど、早いタイミングで勝負をかけてきた。しかし、次のゴールを奪ったのは広島。後半11分、再びMF茶島の右CKからDF千葉が頭で押し込んで追加点を奪った。

 後半30分にはFW浅野がFW佐藤との交代で投入された。その3分後の同33分に、右サイドのミキッチからのクロスを受けた浅野が頭でダメを押した。

 高い瞬発力で1対1で広島の選手を上回っていたマゼンベの選手たちも、試合が経過するにつれて足が止まり始めた。広島の3点目のシーンでは、ミキッチが完全にフリーとなり守備ラインの裏へ抜け出されてしまっていた。この隙をMF青山が見逃さずスルーパスを出した点も見逃せなかった。

 森保監督は「身体能力に優れたチームで、序盤少し、戸惑った部分もあると思いますけど…。粘り強く対応して、相手に自由にやらせない。そこから自分たちのペースに持ち込む。保持したときはカウンターあるいは、前からきたときは外しながらいい形でいけた」と狙い通りの展開となった試合を振り返った。

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