澤、次戦“夫婦対決”も「絶対優勝」
「皇后杯・準々決勝、INAC神戸2-0AS埼玉」(19日、東京・味の素フィールド西が丘、観衆=3666人)
今季限りでの現役引退を表明したMF澤穂希(37)が所属するINAC神戸が勝利した。澤は守備的MFとして先発し、フル出場。得点やアシストはなかったが、「ひたむきさや泥臭さが持ち味。そういうところは出せた」。体を張った守備で相手のボールを奪うなど、勝利に貢献した。
「1日でも長く、みんなと練習や試合をしたい気持ちを出せた。3試合やるつもりで臨んでいるので、うれしいです」と澤。試合後には、相手サポーターからも澤コールが送られ「たくさんの方に女子サッカーを応援していただいていることはうれしい」と喜んだ。
次の準決勝(23日、等々力陸上競技場)は、夫である辻上裕章氏(39)がスタッフとして働くJ1仙台の女子チーム、仙台レディース戦で“夫婦対決”となる。どこが相手だろうと「最後の皇后杯、絶対に優勝したい」と澤。力強く勝利を約束した。