日本が初戦で北朝鮮にリベンジ勝利
「サッカー・U-23アジア選手権、日本1-0北朝鮮」(13日、ドーハ)
6大会連続10度目の五輪出場を目指す1次リーグB組の日本が北朝鮮に競り勝ち、大事な初戦で勝ち点3をつかんだ。日本は16日にタイ、19日にサウジアラビアと対戦する。
日本は前半5分、この日初めてのセットプレーとなったDF山中亮輔(22)=柏=の右CKに、ファーサイドのDF植田直通(21)=鹿島=が抜群のタイミングで右足を合わせるボレー弾で先制。この1点を守り切った。
植田は「初戦で硬い試合になるっていうのはわかってたんで、セットプレーで1本狙ってたんで取れて良かったです」と力強く振り返った。ゴール後ベンチに走ってベンチメンバーと喜び合ったことには「全員で乗り越えていこうというのはチームで言ってたんで全員のゴールだと思うんでみんなで喜びたかったんで走っていきました」と笑顔を見せた。
しっかりと借りを返した。北朝鮮には10年U-16アジア選手権準決勝、14年U-19アジア選手権準々決勝で敗れてきたが、3度目の勝利は許さなかった。スタンドには北朝鮮の大応援団が野太い歓声を送るアウェーのような雰囲気になったが、動じることはなかった。
リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねた今大会には16チームが参加し、4組に分かれた1次リーグの各組上位2チームが準々決勝に進出。3位以上が五輪出場権を獲得する。
先発メンバーは以下の通り。
【GK】
(1)櫛引政敏(鹿島)
【DF】
(4)岩波拓也(神戸)
(5)植田直通(鹿島)
(6)山中亮輔(柏)
(12)室屋成(明大)
【MF】
(3)遠藤 航(浦和)
(8)大島僚太(川崎)
(10)中島翔哉(FC東京)
(18)南野拓実(ザルツブルク)
【FW】
(9)鈴木武蔵(新潟)
(11)久保裕也(ヤングボーイズ)