大久保、寿人ともに不発

前半40分、川崎・大久保嘉人(中央)と競り合う広島・佐藤寿人=エディオンスタジアム広島(撮影・山口登)
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 「明治安田生命J1、広島0-1川崎」(27日、エディオンスタジアム広島)

 注目のストライカー対決は、両者とも不発に終わった。中山雅史(現JFL沼津)と共に、J1の通算最多得点記録(157点)を持つFW佐藤寿人(広島)、2人を1点差で追うFW大久保嘉人(川崎)はそろって先発出場。だが、開幕カードということもあり両チームとも“固い”試合展開となった。

 佐藤は前半終了間際に左CKでのサインプレーからチャンスを迎えたが、シュートは枠をとらえられず。放ったのはこのシュート1本のみで、後半23分にFW浅野拓磨と交代してピッチを退いた。

 一方の大久保は、フル出場で4本のシュートを放った。だが、守備の固い広島を相手に、中盤に下がってゲームメークに尽力。ミドルシュートを狙う場面が多かったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。それでも、FW小林悠の決勝点の起点となるなど、チームの勝利に貢献した。

 この一戦は、佐藤と共に最多記録を持つ中山氏もスタンドから見つめたが、新記録達成はお預けとなった。

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